旅先でふと立ち寄った地場のスーパーや商業施設で、独自のテーマソングが流れているとうれしくなりませんか?
歌詞にはそのお店や地域の特徴が散りばめられているんだけど、最初は聞き取れなくて、でもメロディーは耳に残る、無意識のうちに口ずさんじゃう、みたいな。
旅行好きの我が家ですが、ご当地商業施設テーマソングランキングで1位を独走しているのは、山口県下関市の複合商業施設「シーモール」のテーマソングです。
その日は唐戸市場で昼ごはんを食べて、ホテルのチェックインまで買い物でもしようかってことで、シーモールに向かいました。
1970年代竣工の建物らしく、レトロで味わい深い雰囲気だなあと歩いていると、「し〜も〜し〜も〜」という歌が聞こえてくるんですね。
歌詞が正確には聞き取れないのですが、それがかえって、家族の会話を盛り上げてくれます。
「これは下関市全体のテーマソングなのかな。それともシーモール独自の歌なのかな」
「うん。『る』が聞き取りにくいよね。だったら市や観光協会がかんでいるような、全体的な歌かな?」
「うーん、でも、地域全体の歌なら『しも』にアクセントを置くというか、リフレインさせるかなあ。だって、『シモ』だよ」
シーモールでの滞在は1時間ぐらいでしたが、子どもをトイレに連れて行ってても、本屋で絵本を探していても、ずっと「し〜も〜し〜も〜」と聞こえてくるんですね。
不思議なもので、シーモールを後にし、マイカーでホテルに向かっていると、誰ともなく「「し〜も〜し〜も〜、しものせき」と歌い出すんですね。
「耳に残るメロディー」とはこういうことなんですね。
ホテルにチェックインし、スマホで検索すると、シーモール独自のテーマソングであることが分かりました。「る」は入ってたんですね。
旅行から地元に戻って1年近くになりますが、我が家では誰彼なしに「し〜も〜し〜も〜」と歌い出します。不思議なことに「る」を入れずに歌っちゃうんです。
余談ですが、子どもが全国展開の某ディスカウント系スーパーのテーマソングも好きでよく歌ってますが、「外では歌わないでね」ときつく言ってます。
でも、シーモールの歌は家族みんなで制限なく歌っています。
凄まじい中毒性です。
また下関に行きたいな。
ちなみにシーモール公式サイトやyoutubeに公式の紹介リンクが見当たりませんので、気になった方は非公式(?)の動画をご覧ください。
下関にお立ち寄りの方はぜひ福岡にも足をのばしてみてくださいね。
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