【福岡旅行】福岡タワーに入れず途方に暮れた話【早朝の観光スポット検索は要注意】

キャナルシティ博多に一番乗りするため、マイカーを走らせ、午前7時ごろ福岡入りしたことがあります。

 

キャナルシティがオープンする午前10時までの暇つぶしに、と福岡タワーを目指すことにしました。

 

周辺の駐車場を調べようとスマホ検索すると、福岡ドーム隣の「BOSS E・ZO FUKUOKA」が最上位ヒットしました。

 

駐車料金はまさかの「1日・3000円」。

 

「さすが大都会・福岡や」と車内は凍り付きました。

 

他を調べると、福岡タワーには専用駐車場があり、料金は「2時間・300円」。

 

「3000円」から「300円」。

 

まさかのディスカウント。

 

開業時間はまさかの「午前7時」。

 

上がらない賃金や下がらない物価に毎日苦しんでいる車内の雰囲気は一変しました。「大都会福岡と玄界灘を一望しながら時間つぶしができる!」と色めき立ち、都市高速に飛び乗りました。

 

弾丸のようにマイカーを走らせると、そこは目的地。

 

駐車場のゲートをくぐると、そこは福岡タワー。

 

一番乗りで正面玄関に到着しました。

 

一行はタワーを見上げ、「高いね」「何メートルあるのかな」「すごいね」と大盛り上がりです。

 

「じゃあ、入ろうか」と視線を落とすと、異変に気付きました。

 

ドア越しには床掃除をするおじさまの姿が見えるのです。

 

「あ!」。思わず声が漏れ、再びスマホを取り出しました。

 

謎はすべて解けました。

 

「午前7時」に開業するのは駐車場だったのでした。

 

肝心の福岡タワー開業時間は「午前9時半」でした。

 

一行は途方に暮れました。

 

細かいことを言いますと、都市高速料金は「630円」です。

 

「630円返せ」とまでは思いませんが、大都会を弾丸のように走り抜けた、わくわくしたあの時間はなんだったのでしょうか。

 

キャナルシティオープンまで約2時間。

 

どうする。

 

脳みそを弾丸のように回転させました。

 

一行を救ってくれたのは、やはり「大都会福岡」でした。

 

もう一度顔を上げると、雲一つない青空が広がり、水平線が見えるではありませんか。

 

そうです、海浜公園です。

 

真っ白なビーチ。

 

海に浮かぶ、異国情緒漂う結婚式場のような建物。

 

国内旅行をしているはずが、海外に来たような感覚を味わえます。

 

一行は波打ち際でたわむれ、貝殻を集め、有意義な時間を過ごしました。

 

やっぱり福岡、大好きです。

 

というわけで、どれだけ早起きして、どれだけ身体が疲れていても、目的地は正確に検索しましょう。

 

お金と時間の無駄になります。

 

しかし、それでも旅行者を楽しませてくれるのが、「大都会福岡」なのです。

 

ちなみに、福岡ドーム隣にある施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」ですが、福岡周辺にお住まいでない方には読めない方もいるかと思います。

 

今回ブログを書くにあたって改めて検索しました。

 

「ボス・イーゾ・フクオカ」と読むそうです。

 

施設名の由来は分かりませんが、「Fukuoka is good.」のような意味が込められているのではないでしょうか。

 

これって和訳すると、「(やっぱり)福岡、大好きです」という趣旨なのだと思います。

 

というわけで、読者の皆さん、検索は正確に。