おせち作るってことで冷蔵庫をあれこれやっていたら、賞味期限を大幅に過ぎた生ハムを見つけてしまいました。
わが家は老いも若きも生ハム大好きです。
ここ1、2年は物価高のあおりで値段が上がったり、枚数が減ったりしてしまいました。
それからからというもの、生ハムへの情熱はうなぎのぼりです。
言葉にはせずとも、老いも若きも「我こそは誰よりも1枚でも多く食べるべき者なり!」との思いを秘めています。
ただ、今回発掘した生ハムのように10日以上も賞味期限を過ぎていると話は別です。
もちろん、「消費期限」と「賞味期限」の違いは理解しています。賞味期限でしたら多少過ぎていても加熱して食卓に並べていますが、生ハムは加熱すると存在意義を失ってしまいますからね。
発掘時はタイミングよく、子どもたちは2階で遊んでいましたので、夫婦だけで食べることにしました。
急いで封を開け、箸で7、8枚ずつ一気に口に入れようとした、その時。
センサーでも付いているのか、階段をドタバタ駆け降りる音が近付いてきました。
居間の扉が開きました。
「なんでパパとママだけで生ハム食べとん!!」
家族全員の口があんぐり開いていました。
大人は食べるため、子どもは怒りをぶつけるため、と目的は違っていましたが。
子どもたちには事情を話し、賞味期限が切れていない生ハムのストックがあることも伝え、事なきを得ました。
大晦日に食中毒で苦しむこともなく、生ハムで争うこともなく年が越せそうです。
最後に一つ。
賢明な読者の皆さんは気付かれていることと思いますが、今回の生ハムは、そうです、いつもの見切り品です。
そして、ストックしてある生ハムも、もちろんそうです。当然、見切り品です。