わが家でも新年度が始まりました

短いようで結局短かった春休みが終わり、子どもたちの新年度も始まった。

 

「勉強を頑張りたいです」「友達をたくさん作りたいです」

 

テレビや新聞では、前途洋々の希望に満ちた新入生を取り上げていたが、現実は必ずしもそれほどきらびやかではない。

「今日は学校行かない!」
「学校行くよね」
「行くんなら車で送って!みんな送ってもらってる!」
「それはウソでしょ。『みんな』じゃないでしょ?」
「違う!み・ん・な!」
「それならうちは、あなたの言うところの『みんな』じゃない」
「ぎやー!」
「何食べるの?」
「パン!」
「パンをどうしてほしいの?言わないと分からないよ」
「焼いといて!」
「ミロは?」
「飲む!作っといて!」

大声で泣き叫び、地団駄を踏む。むすめとの朝は毎日が戦国時代だ。

そんな戦国武将なむすめも新年度、学年があがった。

ふと、思い返す。

むすめは、入学時からそんなにも「戦国」だっただろうか。

むすめが「武将」になった最大の原因の一つは、2年間受け持っていただいた担任と言って差し支えないだろう。

じっとしていられないタイプの子どもに「クソったれ」と言い放つのが日常の担任。

 

1年目の年度末。クラスから複数が転校することになったのだが、ホームルームでなぜか担任が一人だけをやり玉にあげた。「この中で、◯◯さんだけ引っ越すことを先生に言ってません」。その子は顔を真っ赤にしていたらしい。

極めつけは、長期休み明け。むすめの「戦国」の度合いが休み前より激しいので、寝床で何があったか聞いてみると、「⬜︎⬜︎ちゃんが学校来なくなったんだけど、先生が『⬜︎⬜︎さんは学校がイヤになったので今日から来ません』って言ってた」

まさかの不登校事案だった。「体罰上等」「教師は絶対」な「昭和」を通過してきた親としては、学校を嫌うむすめに首をかしげることもあったが、不登校エピソードには「そういうことでしたか…」と青ざめるしかなかった。

そして新年度。むすめの担任が変わったらしい。2年ぶりの新担任だ。

「学校ぶん殴る」「学校燃やす」「学校に爆弾落とす」

 

むすめの反社会的な口癖は変わるだろうか。

親の経験からすると、学校なんて好きでも嫌いでもどっちでも構わないが、精神衛生上はネガティブな感情は少ない方がいいだろう。

そういうわけで新年度。むすめの振る舞いの変化に要注目なわが家である。