風邪ひきむすめが未開封のポケットティッシュをズボンに入れたまま洗濯にまわしてしまった話の続き。
「自宅では鼻水ズルズルのくせにポケットティッシュの封も切らないなんて学校で鼻水をどうやって処理しているのだ」と問い詰めたら、「学校では鼻水でない」なんてとぼけるので、「そんなことは人間生理の観点からあり得ない」とさらに問い詰めたら、「鼻水は吸い込んでいる」と白状させた話の続きである。
むすめには濡れたティッシュを無駄にしないようテーブルや学習机を拭くように言いつけた。
むすめはすぐに拭かないどころか3時間近く放置したわけだが、顛末を記事にアップした段階で、親のしびれが切れてしまった。
「むすめちゃん、何か忘れてない?」
「え、忘れてないけど」
「テレビ見終わったら何かするって言ってたよね?」
「え、言ったっけ?」
完全に忘れているらしいので、大好きなクイズ形式にすることにした。クイズでも出してタスクを完遂させないと切らしたしびれが無駄になってしまう。
「ヒント欲しい?」
「欲しい!」
「『ヌ』の字の『テ』の字」
「え、分からない。ヒントもう一つちょうだい!」
「『ヌ』の字の『テ』の字を無駄にするなって言わなかったけ?」
「あー、ティッシュ!」
「正解」
「ティッシュどこ?」
「ティッシュどこって見えているでしょ!置き場所もさっき言ったでしょうが!」
「えー、見えないよ」
完全に瞳に映っていないようなので、大好きなクイズ形式にすることにした。第2問を出してタスクを完遂させないと切らしたしびれとせっかく出したクイズ第1問が無駄になってしまう。
「ヒント欲しい?」
「欲しい!」
「どこを拭くように言ったでしょうか?」
「机!」
「学習机はこの部屋にはないやんけ!この部屋にないものは見えんわ!他には?」
「あ!テーブル!」
「正解」
「あ!ティッシュあった!」
「よく見つけました!ちゃちゃっと拭いてください!」
そういうわけでわが家では、子どもが言いつけたことをすぐにしないのが悩みです。小言を言いまくっても改善しないばかりか、不要なストレスをかけるのも本意ではないので、クイズ形式で行動を促しています。