「学校行きたくない」「夏休みの宿題やりたくない」「宿題がある夏休みなんて休みじゃない」と毎日ごねまくる子どもに対し、夫が「うるさい!」と一喝する。
子どもの不平不満は当然収まらず、夫は少しだけ抑えた声で「おっと、泣くなよ。本当に首の骨をへし折るぞ」と言う。
そのやり方はどうなんだろうと思った妻は「それはなんなの?どこか予定調和的にも見えるんだけど」と尋ねる。
夫は自信満々にこう答えた。
「いやあ、久しぶりにドラゴンボールを読み返したら、ピッコロの真似がしたくなってね」
妻は思う。これって虐待ではないのか。