【小言より動線の改善】子どもの脱ぎ散らかし問題を解決した話

お呼ばれしてお宅訪問をした時。

 

玄関で靴をそろえ、ホールを通り過ぎ、扉を開けると広々と片付いたリビングが広がっていると、さわやかな気持ちになりますよね。憧れのマイホームです。

 

突然ですが、うちは正反対です。扉を開けると、そこは雑然としたリビング。

 

子どもたちがポイポイした靴下や制服などが散乱しています。

 

洗面所が少し離れているためか、いちいち脱衣かごに入れに行くのが面倒なようです。

 

憧れのマイホームに少しでも近づくため、ポイポイを現認したら、「そこに置かない!持って行きなさい!」とワ二ワニパニックのようなことをやっていたのですが、「え~、あとで~」などと言われ効果は薄いし、何よりリビングが殺伐としてしまうので、別のアイデアを考えることにしました。

 

脱衣かごをリビングの隅っこに置く作戦です。

 

洗面所に行かないんだったら、洗面所(の一部)をリビングに持ってきてやるぜ!という作戦です。

 

とは言っても、本当に脱衣かごを置くと大きすぎますよね。

 

そこで活用するのが、小さめの持ち手つきバスケット(100均で調達したスーパーの買い物かご風)です。

 

さらに、子どもが大きくなり使わなくなった踏み台に載せて、高さを確保しました。

 

「サテライト脱衣かご」の完成です。

 

持ち手つきバスケットと踏み台を使ったサテライト脱衣かご

 

すると、子どもたちが脱いだものを面白いようにポイポイ放り込むようになりました。

 

子どもたちはめんどくさそうにすることもありますが、夫が「やらないんならお父さんが投げちゃうよ~」と声掛けすると、むすこは冷めた表情で「ぼくをおびき寄せようとしているんでしょ~」とか言いながら、ポイポイやってくれます。

 

同じ「ポイポイ」でも、これは「良いポイポイ」です。

 

リビングは片付き、子どもたちに小言を言うことも少なくなりました。

 

子どもたちの振る舞いは変わっていないのですが、脱衣かごの「機能」をリビングに移し生活動線を変更し環境を改善することで、脱ぎ散らかし問題を解決しました。

 

憧れのリビングに一歩近づきました。