突然ですが、このブログは中古住宅に住む旅行好きの子持ち夫婦が運営しています。
一本目の記事では「文章を書くのは得意ではない」と告白しましたが、今回はそんな夫婦が挑むブログ運営のバックヤードを紹介したいと思います。
ある晴れた昼下がり。
妻が突然ため息をつきました。
「ジャンプの連載作家の気持ちが分かるわ~」
夫は尋ねました。
「昨日も同じことを言っていたけど、どうしたの」
妻は答えます。
「いや、子どもの話を書こうと思ったんだけど、まとまらないんだよ。って考えたら、ジャンプは毎週出してるなって。毎週だよ。あー、新聞なら毎日か。みんな凄いなあ」
ため息はさらに深まります。
夫は「これが世に言う、『SNS疲れ』というやつかな」と感じつつ、考えを伝えました。
「ブログが書けないってストレスになるのだったら本末転倒じゃん。QOLが下がるぐらいなら、書かない方がいいよ。ブログのことを考えるのはやめよう」
さらに「ジャンプ」というワードに引っかかっていた夫は質問を重ねました。
「ってか、『ジャンプ』に込めていた意図は『連載』って要素だけ?」
「え、そうだよ」
「それなら、『ジャンプ』ってワードは使わなくてよくない?『ジャンプ』って言うからには、『作家が本当に書きたいものは別にあるのに、編集者の意見を取り入れるざるを得ない、不本意ながらも取り入れたら、そっちの方が人気が集まっちゃった』みたいなニュアンスが含まれるのかと思ってしまったよ。ドラゴンボールにおける天下一武道会のエピソードみたいにさ。そう、『ジャンプ』といえば、作家と編集者とのせめぎ合いだよ。ただ、連載に追いつめられるっていうことなら、そうだな、『イササカ先生の気持ちが分かるわ~』でよくない?」
夫は止まらなくなりました。
「あ、書けないんだったら、『書けない』って書けばいいんじゃない? もしくは、この状況、つまり、『ジャンプの作家が、ってため息ついたら、それはイササカ先生だ』って言われたって話でいいじゃん!書こう!」
妻は「寝耳に水」の見本のような表情で、さらにため息をつきました。
「それならあなたが書いたらいいじゃん」
「え、僕が?!なんで?行き詰っている人が書いた方がリアルじゃん」
「誰が書いたっていいんだよ。ブログを始めたばかりの人が行き詰まる話ってのは需要があるんだよ。そして、どう克服したかって話だよ。書いてよ」
「そっかー、僕がいま話したことを文字にしたらいいってことね。分かったよ!それなら書けるよ!書くよ!」
以上が我が家がブログに行き詰った話です。