【小言より文明の活用】人感センサー付き電球でストレス軽減②【階段編】

子どもたちが照明を消さないのが悩みです。

 

ミスチル風に言えば値上げがとどまることを知らない電気料金はもちろん、「消し忘れ」に小言を言ってしまうのが悩みです。

 

「消してないよ!」「返事しなさい!」「誰が消してないの!」「電気はただじゃないよ!」「それぐらいできるでしょう!」と見えない敵にマシンガンをぶっ放すかのように小言を言いまくっても改善しないばかりか、子どもに要らぬストレスを負わせるのも本意ではありません。

 

以前の記事で、トイレに人感センサー付き電球を導入したら家庭に平和が訪れたことを紹介しました。

 

tabitabitamani.hatenablog.com

 

導入から数週間が過ぎ、人感センサーの効果への確信が深まりましたので、階段にも導入することにしました。

 

人感センサー付きLED電球のメーカーは、パナソニックアイリスオーヤマのほか海外系などメーカーです。メーカーや製品によって、検知範囲(検知しやすい/しにくい方向)、反応速度、明るさ、点灯時間が異なります。

 

さらに階段への設置となると、階段の長さや角度に加え、当然のことながら、天井の照明取り付け部分が階段の何段目ぐらいの位置にあるか、など条件が複雑に絡み合います。

 

わが家では、どのメーカー・製品が最適か判断しかね、トイレと同じアイリスオーヤマ製を導入することにしました。

 

結果ですが、反応速度、明るさ、点灯時間は現状問題ありません。

 

ただ、検知範囲照明の設置位置が1階と2階の中央付近というよりは2階寄りにあるため、階段を上る時は「もう少し早く点灯してほしいな」と感じています。

 

これから階段照明への人感センサー付き電球導入を検討されている方は、照明の設置位置によっては検知範囲が広い製品を検討してみてはいかがでしょうか。

 

何はともあれ、階段でも「消し忘れ」がなくなり、子どもたちへの小言も親子のストレスも大幅に軽減しました。長い目で見れば、光熱費削減にも多大な貢献を期待できそうです。

 

そして、重大な決断をしました。

 

人感センサーの効果がトイレと階段で実証されましたので、懸案だった廊下天井への導入も本格的に検討しようと思います。

 

わが家の場合、廊下天井への設置は電気工事になるらしく、費用は数万円見込まれるため、大いに迷っていたのです。

 

【スイカゲーム】むすこの親友のきゅうりくん

「むすこくんのおかあさ〜ん、むすこくんは『スイカゲーム』やったことあるのお〜?」

 

むすこの親友は顔や全身のフォルムがきゅうりを思わせる、へにゃるんとしたかわいらしい男の子だ。

 

 

「う〜ん、多分やったことないんじゃないかなあ」と答え、「むすこくんはやったことあるって言ってた?」と聞いてみた。

 

「やったことないって言ってたあ〜」ときゅうりくん。

 

なんじゃそりゃと思いつつ、「どんなゲームなの?」と聞いてみた。

 

きゅうりくんの説明をここで文字にするのは難しいが、「ぷよぷよ」のような感じのゲームなのだろうかと想像しつつ、次の言葉に詰まってしまい(仮に「『ぷよぷよ』みたいだね」と言っても伝わるとは思えないのだ)、「へ~、面白そうだねえ。じゃあ、『スイカゲーム』があるなら、『メロンゲーム』もあるのお~?」と聞いてみた。

 

我ながらいい加減な質問をしてしまったと内心苦笑していると、きゅうりくんはいっそう全身をへにゃるんとさせて「ええっとねえ、『ウォーターメロンゲーム』ならあるんだよお」と答えてくれた。

 

きゅうりくんは、「スイカ」を英語にすると「ウォーターメロン」だと知っているのかと驚き、こんなユーモアのある子がむすこと親友でよかったなあとあらためてふたりの出会いに感謝した。

 

【JAM】見切り品の特大焼酎を物色している少年を見て僕は何を思えばいいんだろう

イオン系のスーパーで、小学3年生ぐらいの少年がトップバリュ焼酎の見切り品を物色しているのを見てしまいました。

 

土曜日の夕方のことでした。

 

焼酎のサイズは4リットルの特大ペットボトルでした。値引きシールには「4割引き」と記されていました。

 

私は、筆舌に尽くしがたい寂寥感に襲われました。

 

もちろん、「私の獲物に手を出しやがって」という感情ではなく、「こんな小さな子までもがどうしてお酒の見切り品を…」というセンチメントです。

 

実は、私は、少年とは入店前にすれ違っていました。

 

少年はひとりでマウンテンバイクに乗り付けていたので、私は「親からお遣いを頼まれたのかな。まだ小さいのに立派だな。調味料でも買うのかな?」と少し気になっていました。

 

とは言っても、私は少年を尾行するわけではなく、総菜コーナーで3割引きの焼きそばを選び、セルフレジで会計を済ませ、反対側の出口に向かいました。

 

そのスーパーでは、見切り品は各売り場に並んでいるのではなく、その出口付近のワゴンにまとめられています。少年はそのワゴンをのぞき込んでいたわけです。

 

このブログを読んでいただいている皆さんは、「なんだ、おめえ、マタタビよお。毎回毎回、見切り品を買っただの、節約メニューを開発しただの、書き散らかしてんじゃねえかよ。どの口が言ってんだよ。少年はおめえの同志じゃねえのかよ」と思われるかも知れません。

 

そうした見解は一理あると思います。

 

しかし、やはり大人と子どもでは事情が異なるのではないでしょうか。

 

さらに、最近のスーパーは年齢確認が必須ですので、基本的に子どもだけではアルコール類は買えません。

 

焼酎少年には親がいるはずです。「おう、坊主、土曜の夕方は焼酎割引じゃ。買ってきてくれやあ」と送り出したのでしょうか。でも、その親は子どもだけではお酒が買えないことは多かれ少なかれ知っているはずなんです。それでも送り出したのでしょう。

 

そんなことを想像していると、先日、私たち親子が直面した出来事が思い起こされました。

 

うちのむすめはタン塩レモンが好きで、その日、総菜売り場で「きょうはお手伝い頑張ったから買ってちょうだい」とせがまれました。

 

私はむすめの頑張りに報いたいと、「ほいきた」と喜んでタン塩レモンをカートに入れました。

 

するとどうでしょう。

 

揚げ物コーナーで割引きシールを張っていた店員さんが奇遇にもこちらに近づいてくるではありませんか。「ああ、それだったら、割引にしてあげるよ」とシールを貼ってくれようとしているではありませんか。

 

もちろん、断る理由はありません。ただ、その日は割引きシールの有無に関わらず、タン塩レモンを買ってあげようと心に決めていたのです。

 

むすめは、親の葛藤を知るはずもなく、「割引してくれるって!やったね!」と無邪気に笑っているではありませんか。

 

そんな無邪気な娘の笑顔と、4リットル焼酎を品定めしている(度数20%の青ラベルと25%の橙ラベルがあります)少年の後ろ姿が重なってしまったわけです。

 

少子高齢化、不況、物価高騰、上がらない賃金、国内総生産4位転落…。日本国民が見切り品を求める動機付けは山のようにあると思います。

 

ただ、わが子にまで、次世代にまで、「見切り品DNA」を植え付けていいのか。確かに、見切り品を選ぶことで、浮いたお金を教育や習い事に回せる。しかし、大切な何かを失ってはいないか―――。

 

想像が脳を駆け巡り、私の脳はぐわんぐわん回り始めました。

 

すると、聞き覚えのあるメロディーが響いてきました。

 

僕は何を思えばいいんだろう

僕は何て言えばいいんだろう

 

ロックバンド「ザ・イエロー・モンキー」の「JAM」でした。

 

有名な歌詞「乗客に日本人はいませんでした」のリフレインの直後の一節です。

 

「いませんでした」が有名かつ強烈過ぎるためか、発表当時から、「時代の不条理を切り取ったある種ジャーナリスティックな曲」であると評価される一方で、「中2病」的な側面もあるとされ、冷笑でもって受け止められることも少なくない曲だと思います。

 

しかし、個人的には以前から、「JAM」の真骨頂は「いませんでした」の直後にあるのではないかと感じていました。

 

持論には自信がありましたが、今回、焼酎少年の背中を見ながら、タン塩むすめの顔を思い出していると、確信に変わりました。

 

外国で発生した飛行機事故の犠牲者が日本人であれ外国人であれ同じように悲しめない現状が不条理であるならば、待ってましたとばかりに見切り品に飛びつかざるを得ない令和ニッポンも不条理であると思います。

 

そういった不条理に対して、あの日、私は夕日を浴びながら「何を思えばいいんだろう」「何て言えばいいんだろう」と途方に暮れたのです。

 

世情を恨んだと表現してもいいかもしれません。

 

しかし、恨んでばかりいてもいけない。

 

そう思い直した私に、焼酎少年がレジを切り抜けられるかどうか確認する暇はありません。

 

「JAM」は、ボーカルの吉井和哉さんが娘さんに向けて書いた歌だそうで、最後は次の歌詞で終わります。

 

こんな夜は逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて

君に逢いたくて 君に逢いたくて

また明日を待ってる

 

この最後の一節も脳内で大音量で鳴り響き、私は「ああ、『君』というのは確かに『わが子』のことだ」と悟り、子どもたちの顔を見るために、家路を急いだのでした。

 

もちろん3割引きで買った焼きそばを抱えて。

 

 

【お風呂掃除】鏡の「ウロコ」を毎日気軽にこする方法を編み出した【水あか定着防止】

お風呂はリラックスの殿堂だ。

 

お気に入りのボディソープにシャンプーにコンディショナー。

 

洗顔料も使って全身きれいになったら、待ってましたと湯船にざぶん。

 

「あ~、今日も一日頑張ったなあ」と疲れを癒すのだ。

 

そんな殿堂なのに、鏡が汚れていたらテンションが落ちる。

 

せっかく明日への英気を養った表情が映らないのだ。

 

わが家では「ウロコ対策」に試行錯誤を重ねてきた。

 

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【究極の節約レシピ】業スー「やわらか煮豚」食い尽くしには実は4日目があったんだよ【至高のアレンジ】

きのうの記事では、節約界隈の絶対的エースこと、業務スーパー「やわらか煮豚」を3日間に渡って食べ尽くしたことを紹介しました。

 

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初日は煮豚にジャガイモと玉ねぎを加えたアレンジ。2日目に煮卵、3日目は赤魚と大根の煮物を楽しみました。

 

流石に3日目で終わりだろうと考えてましたが、実は4日目がありました。

 

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【山口旅行】秋芳洞みやげは「沖縄そばの肉」で決まり【鍾乳洞】

世の中には、旅先で「欲しいんだけど、実用性はないお土産だなあ。でも、せっかくの旅行だから買っちゃうか」と買って後悔するお土産と、後悔しないお土産があると思います。

 

今回は、圧倒的に後悔しないお土産を紹介します。

 

山口県美祢市にある日本屈指の鍾乳洞「秋芳洞」お土産の「『沖縄そばの肉』に似た石」です。

 

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【物価高騰直撃】ハロウィーン再考【100均】

ハロウィーンが終わった。渋谷では例年のような大騒動はなかったと伝え聞くが、わが家でも大過はなかった。

 

わが家では近所の子どもの友だちが仮想し、参加家庭を巡り、お菓子をもらうのが慣例だ。

 

子どもたちの「トリック・オア・トリート!」を聞くと、最近の子どもは発音がいいなあと感じるのもいつも通り。

 

こっちが無理矢理テンションをあげながら「ハッピー・ハロウィーン」と言いつつ、半笑いしてしまうのもいつも通り。

 

一方で、物価高騰には苦しめられた。

 

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【節約アレンジ】業務スーパー「やわらか煮豚」を3日間食べ続けたよ【煮卵・煮魚・煮物】

節約界隈の絶対的エースこと、業務スーパー「やわらか煮豚」を初めて買いました。

 

レンジで温めたらそのまま食べられる優れものですが、煮汁は多く、味が濃厚なので、わが家では水を足し、余りもののジャガイモと玉ねぎを一緒に煮込み、おいしくいただきました。

 

ここまででしたら、一般家庭でも定番の「業スーアレンジ」だと思いますが、わが家は「節約階級」です。

 

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【関門海峡の絶景】福岡・山口旅行では「めかりパーキングエリア」でひと休みを【最後にクイズがあります】

tabitabitamani.hatenablog.com

 

以前、門司港タワーから一望できる関門海峡の絶景を紹介しましたが、今回は違う角度から絶景を楽しめるスポットを紹介します。

 

関門自動車道にある「めかりパーキングエリア」です。

 

福岡県北九州市門司区にある、通称「めかり」です。

 

これは、あくまでもわが家の通称です。

 

漢字では「和布刈」と書き、本来は周辺の地名です。

 

しかし、このパーキングエリアを1度体験すれば、老若男女が愛を込めて「めかり」と呼ぶことでしょう。最大限の愛を込めて「めかり」と。

 

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【男親の真剣】子どもとの神経衰弱は勝つべきか負けるべきか【女親のテキトー】

 

休日の昼下がり、夫とむすこがトランプの神経衰弱を始めた。

 

しばらくすると、むすこがなぜか大泣きしている。

 

事態に驚いた妻はふたりに聞き取りをした。

 

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【今週のお題「芋」】独逸ジャガイモ論争

今週のお題「芋」

 


「海外かぶれ」を自称する夫が、「こんな『かぶれ』には敵わんな」と思った話。

 

夫の勤め先には「海外といえばア・タ・シ」な同僚がいる。フランスだの、イタリアだの、カタールだの、台湾だの、渡航経験が豊富であるととにかく吹聴している。

 

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【今週のお題「こぼしたもの」】食卓の下は食べカスまみれ

今週のお題「こぼしたもの」

 

うちの子どもたちはご飯もお菓子もすぐこぼす。

 

だから、うちの床は食べこぼしのカスでまみれている。

 

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【オトナブルー?】町中華で遭遇した学生グループがイキりなのかコミュ障なのか分からず不気味だった話【オールドボーイズクラブ?】

古くから「男は度胸、女は愛嬌」なんて言い方がされるが、男の「度胸」は時として周囲の迷惑になることがある。

 

ただ、「度胸」と捉えていたものが、「度胸」ではないとなると、「困惑」以外の何物でもなくなる。

 

今回は「町中華」で夫が体験した事案だ。

 

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【節約階級レシピ】前シーズンの見切り品で今季初のおでんを作りましたよ【ちむどんどん】

今シーズン初のおでんを作りました。

 

きっかけは二つ。

 

一つ目は、呆れ返るような猛暑に苦しんだ夏も終わり、ようやく冬の到来が感じられるようになったこと。

 

そして、夫婦の会話で久しぶりに朝ドラ「ちむどんどん」の話が出たことです。

 

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【ジェンダー論?】尿意を我慢したら男女の性差を実感できた話

「女性の身になって考えて」「男性の身になって考えて」と口では言いますが、実際にはできていないことが多いと思います。「相手の身になれていない」ことを自覚できないことが多いから、事態は更に厄介になるでしょう。

 

今回は、夫が寒空の下、尿意を我慢していたら「初めて女性の身になれた」という話です。

 

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